当院のインプラント治療
インプラントとは、歯が全くなくなったところに、歯のもとになるチタン製のスクリューを植え込み、 その上に歯を作っていく治療法です。ほかの治療法が残った歯を支えにして歯を作っていくのに対して、インプラントは全くほかの歯に影響されない特徴があります。そのため、自分の歯と変わらない噛み心地と手入れのしやすさが実現できます。義歯からインプラントにした多くの患者さまから、おおげさではなく「人生が変わった」とのご感想をいただいております。
ではなぜ、体に無い金属に骨がつくのでしょうか?一言でいえばインプラントは栄養にも害にもならないもの、そこにあるけどないものとして認識されているといえます。 そのためには、体を害さない無菌的で低浸襲かつ精密な手術と精密に規格化された器材が不可欠です。
当院では、インプラントの世界で最も信頼のあるブランドのブローネマルクシステムと最新のコンセプトである ザイブインプラントシステムを主に取り扱っています。
ブログに“インプラント”の情報を掲載しております。
院長ブログ“インプラント”
インプラントの治療手順
1.診査
インプラントで一番大切なのが診査であると思います。当院では通常のレントゲン撮影にくわえほぼ100%の患者さまに、 CT撮影を行っています。またそのデータを変換して、インプラントシミュレーションソフトのシンプラント上でインプラント埋入 シミュレーションを行っています。
これにより、骨の厚みや量の過不足にくわえ骨の密度や質までも正確に把握することが可能になり、より安全確実な インプラント埋入が可能になります。 最近は歯科用コーンビームCTを完備した医院もありますが、当院が医科用CTにこだわって撮影をお願いしている 第一の理由は、歯科用CTでは骨の質や密度を反映するCT値が出ないところにあります。
当院ではCT撮影専用の医院であるメディカルスキャニングセンターと提携して速やかな撮影が可能です。
▼インプラント埋入シミュレーション
2.診断
シンプラント上でシミュレーションしたうえで、年齢、骨の量、質、厚み等勘案しインプラントの治療計画を提案いたします。 症例によってはそのまま、場合によっては不足している部分に骨を作ってからインプラントの埋入を行うことになります。
3.手術
インプラントの手術は大きく分けて2つのやり方があります。1つは手術当日からインプラントが歯肉の上に出ている1回法。もう1つはインプラントを埋入後歯肉は元に戻して その状態で歯肉の部分を治して、骨とインプラントが結合するまで待つ2回法です。
当院では埋入後の感染の危険が少なく骨を作る場合にも有利な2回法を基本に行っています。 手術当日は約1時間かけて口の中を徹底的に清掃します。
その後約1時間で手術を行い、 1時間はゆっくり休んでいただくようにしています。患者さまによっては点滴から鎮静薬を入れて、緊張を抑えた状態で手術することも可能です。 その場合は手術後にもう少し時間をいただいて休んでいただく可能性があります。
2回目の手術は部位と骨の状態によって差があり早ければ1ヶ月後、場合によっては6ヶ月から8ヶ月後になる 場合があります。
4.歯の部分の製作
2回目の手術から歯肉が治るまで待ってから型をとり、歯の部分の製作を行い、装着します。
5.術後管理
インプラントも自分の歯も今の状態を維持することは実は非常に大変なものです。快適な状態を維持するために最も重要と考えるのが術後の定期検診です。しっかり行って快適な日常をお過ごしください。
治療例
ホームページをご覧の皆さまにできる限り分かりやすいように、術前・術中・術後の治療例をご紹介いたします。ご参考になれば幸いです。
料金について
料金については、以下の通りとなっております。
- ブローネマルクシステムの場合
- 基本手術料
- 上あご:35万円/本
- 下あご:30万円/本
- 上部構造料(歯牙の部分のことです)
- 単独植立の場合:15万円/本
- 複数植立の場合:10万円/本
- XiVEインプラントシステムの場合
- 基本手術料
- 上あご下あごとも:30万円/本
- 上部構造料
- 単独、複数植立とも:10万円/本
- その他の特殊手術料
- 骨移植、骨造成料:10万円
- サイナスリフト料(片側):30万円
- 静脈内鎮静法施行料:8万円
- 笑気吸入鎮静法施行料:保険算定に準じる
- 全身管理施行料:8,000円
- ※表示価格は税抜きとなっております。